2025/01/14 17:45

いつもありがとうございます。
今年に入り、また少し花束などの価格の見直しを行いました。
世の中の値上げラッシュの中、「花もか…」と思われる方もいらっしゃるだろう、と思いながら昨年末から年明けにかけ、花の仕事を改めて振り返り考えていました。
そこで感じたこと、伝えたいことを少しここに記します。

ここ数年、花も資材もその他全て、徐々に徐々に値を上げています。
花ももう立派な贅沢品の仲間入りです。

花屋の仕事は、花を仕入れ、花を売ること。
言葉にすると簡単ですが、その間に細かな仕事がたくさん含まれています。
まず水揚げという作業。一番大切で、一番好きな作業です。
そして日々のメンテナンス、花を選んで、活け(束ね)、包み、送り出す。

花を日常に、と言い続けてきていますが、花にかかる手間や扱いは本来元々「贅沢」だったのかもないな、と改めて気づきました。
常に花の状態を気にかけ、傷まぬよう、長く保つよう、丁寧に接する。
もちろんそうでない花屋さんもいるかもしれませんが、私の知る限り、私の周りの花屋さんは皆、とても丁寧に花に接しています。

だから、胸を張って贅沢品を送り出そう、と思います。
花を日常に、その気持ちは変わりませんが、花に、そして花を育てる生産者さん、間に入る市場や仲卸の皆さんに敬意を持って、
花はとても素敵な贅沢品だ、という気持ちで、これまで以上に大切に送り出そうと思います。

2025年も相変わらず、花の力を信じて、花に愛情を持って。
もしかしたらまた値上げが必要になるかもしれません。
その時も、都度きちんと理解を得ながら進めたらと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

Make Me Me 山田裕加